インプラントに保証はある?事前に確認すべきことも解説

こんにちは。東京都新宿区「西新宿駅」より徒歩5分にある歯医者「S&Aデンタルクリニック」です。

保証のあるインプラント治療のイメージ

インプラントは費用が高額である分「万が一のトラブルに備えた保証制度があるのか?」と気になる方もいるでしょう。

インプラントには保証が設けられている場合もありますが、内容は歯科医院によって大きく異なり、保証期間や対象範囲、条件などをしっかり確認しておくことが大切です。

この記事では、インプラントにおける主な保証制度の概要と、治療前に確認しておくべきポイントについてわかりやすく解説します。

インプラントに保証はある?

インプラントに保証はあるか考えるイメージ

ほとんどの歯科医院ではインプラント体や上部構造(人工の歯)に対して独自の保証を設けています。保証期間は通常5年から10年程度です。

ただし、すべての歯科医院で保証が設けられているとは限らないため、治療前に確認しておくことが大切です。

また、一部のインプラントメーカーでは、製品そのものに保証を設けていることがあります。これは素材や構造上の欠陥が原因のトラブルに対して適用されるものであり、治療の不具合や使用中の問題全般をカバーするものではありません。

治療後の修復や再手術に対する保証は、基本的に医院独自の制度によって対応されます。

インプラントの保証を受けるための条件

インプラントの保証を受けるために歯科医に定期メンテナンスをしてもらう男性

インプラント治療において保証制度が用意されていても、それがすべてのケースに自動的に適用されるわけではありません。保証を有効にするためには、患者さん自身が一定の条件を満たす必要があります。ここでは、インプラントの保証を受けるための条件について解説します。

定期的にメンテナンスを受けている

多くの歯科医院では、治療後の定期的なメンテナンス受診を保証の適用条件としています。

インプラントは天然の歯と異なり虫歯にはなりませんが、清掃不良によって周囲の歯肉や骨に炎症が起こることがあります。これを防ぐためにも、歯科医院でのプロフェッショナルケアを継続的に受けることが求められます。通院頻度の目安は3か月〜半年に1回程度です。

保証期間内である

インプラントの保証を受けるためには、保証期間内である必要があります。保証期間を過ぎてからインプラントに不具合が生じた場合には保証の対象になりません。そのため、いつまでが保証の対象になるのか、事前に確認しておくことが大切です。

日常生活での破損・脱落である

保証の対象になるのは、食事などの日常生活においてインプラントが破損・脱落した場合に限られます。交通事故などの予期せぬトラブルによってインプラントが破損・脱落した場合には保証の対象にならないケースがほとんどです。

歯科医師の指示を守っている

歯科医師の指示を守ることも重要です。たとえば、喫煙は、治療後の炎症リスクを高めることが知られています。そのため、喫煙者は歯科医師から禁煙するよう指示されるケースがありますが、この指示を守れていない場合、保証制度の適用外とされることがあるのです。

歯科医師の指導に対する自己判断での対応は、保証条件を満たさない扱いになる可能性があるため注意が必要です。

インプラントの保証について事前に確認しておくこと

インプラントの保証について事前にチェックするイメージ

インプラント治療には高額な費用がかかるため、保証制度の内容を事前に把握しておくことはとても重要です。ここでは、契約前に確認しておくべきポイントを解説します。

保証期間の長さ

インプラントの保証期間は、歯科医院によって異なります。5年〜10年程度の保証を設けているところもあれば、条件付きで永久保証を提供しているところもあります。

上部構造(人工の歯の部分)とインプラント体(顎の骨に埋め込むネジ部分)では、それぞれ保証期間が異なるケースもあるため、部位ごとの期間を確認しておきましょう。

保証の適用範囲

保証の対象となる範囲も事前に確認が必要です。たとえば、インプラントが脱落した場合の再埋入費用が含まれるのか、上部構造の破損や摩耗による再製作が対象になるのかなど、具体的な内容は歯科医院によって大きく異なります。

また、不具合が起きた際に全額負担となるのか、自己負担が発生するのかといった点も確認が必要です。

無料で再治療できる回数や範囲

一部の保証制度では、再治療を受けられる回数に制限が設けられていることがあります。

たとえば、1回限り再治療が無料などの条件がある場合、それ以降のトラブルには費用が発生する可能性があります。また、人工歯の再装着が対象であっても、再手術などは保証の範囲外となることもあるため、事前にしっかりと確認することが欠かせません。

保証を受けるための条件

上述のとおり、保証を受けるためには、定期的にメンテナンスを受けていることや、保証期間内であることなどの条件があります。指示された間隔でメンテナンスを受けていなかったり、保証期間外だったりすると保証の対象とならないため理解しておきましょう。

保証の手続きと記録の保管

実際に保証を受ける際には、治療記録や契約内容の提示が求められることがあります。保証に関する書面は大切に保管しておき、治療後のトラブル時にはすぐに確認できるようにしておくと安心です。

また、保証制度の内容は改定される場合もあるため、契約時の条件を明記した書類を残しておくことが推奨されます。

インプラント治療後のトラブルを防ぐためには

インプラント治療後のトラブルを防ぐためにデンタルケアと定期歯科検診を受けるイメージ

術後の管理次第では、インプラントにトラブルが発生する可能性もあります。長期的に快適な状態を維持するには、正しいセルフケアと歯科医院での定期管理が不可欠です。ここでは、インプラント治療後のトラブルを防ぐためのポイントについて解説します。

毎日の口腔ケアを徹底する

インプラント周囲には天然歯と同様に細菌が付着します。歯ブラシによる丁寧な清掃に加え、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的な器具を使って、インプラント周囲を清潔に保つことが大切です。

インプラント周囲炎を予防するためにも、毎日しっかりとケアを行いましょう。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

インプラント治療後も、定期的に歯科医師の診察を受けることが推奨されます。定期的に診察を受けることで、万が一、口腔内やインプラントに問題が起こっていても、早期発見が可能になります。

また、歯のクリーニングが行われるケースも多いです。これによって、セルフケアでは取りきれないプラークや歯石を除去できれば、インプラント周囲炎の予防にもつながります。

噛み合わせの変化に注意する

インプラントは噛み合わせの力に対して強固ではあるものの、天然歯と異なり細かい力加減を調整する能力がありません。そのため、周囲の歯の動きや咬合バランスの変化により負荷が偏ると、部品が破損したり骨に過剰な圧力がかかったりする恐れがあります。

異常を感じた場合は早めに相談することが大切です。

喫煙を控える

タバコに含まれる有害物質は、血流を悪化させ、インプラント周囲の組織回復を妨げる要因となります。特に治療直後の喫煙は感染リスクを高め、インプラントの結合不良を招く可能性があります。

喫煙習慣がある方は、禁煙や節煙に取り組むことが、予後を良好に保つうえで大切です。

まとめ

インプラント治療をして快適に食事を楽しむ男性

インプラントは長期的な使用を前提とするため、万が一のトラブルに備えて保証制度の有無や内容を事前に確認しておくことが重要です。

保証期間や保証を受けるための条件、適用範囲は歯科医院によって異なるため、治療前にしっかりと確認しておくことが後悔を防ぐポイントになります。また、保証を受けるためには定期的にメンテナンスを受けることが欠かせません。

安心してインプラントを使い続けるためにも、単に費用や設備だけで選ぶのではなく、サポート体制やアフターケアまで含めて歯科医院を選びましょう。不明点があれば遠慮せずに質問し、納得して治療に臨むことが大切です。

インプラント治療を検討されている方は、東京都新宿区「西新宿駅」より徒歩5分にある歯医者「S&Aデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、インプラントやセラミック治療、矯正治療などの自由診療をはじめ、虫歯・歯周病治療などさまざまな診療に力を入れています。診療案内ページはこちらお問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

西新宿の歯医者|S&Aデンタルクリニック

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