歯がしみる=知覚過敏?

寒さが厳しい季節になってまいりました。「歯がしみる」というご相談で「知覚過敏」の診断がつくことも多くなる時期です。
歯ブラシの毛先が触れた時、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに一過性の痛みが歯に生じるという症状が一般的です。知覚過敏は薬剤の塗布など比較的簡単な対処で管理できることがほとんどで、重症化した一部のケースを除けば大きな心配をして頂く必要はありません。
この場合に大切なポイントは「歯がしみる」のは知覚過敏だけではなく、虫歯や歯周病など、速やかな対処が必要な病気でも確認される症状ということです。
知覚過敏のように大きな心配はいらないケースもあれば、虫歯や歯周病などのように迅速な対応が必要なケースもありますから、歯がしみるなど違和感を感じられた場合には早めに歯科医院の受診をお勧めいたします。
当院では最新の診査機器をそろえ、間違いのない診断と正確な治療に努めております。お困りの際にはお気軽にご利用ください。

上に示した写真の例も「歯がしみる」という症状でご来院頂きました。痛みなどの強い症状はありませんでしたが、詰め物を外してみると大きな虫歯が隠れていました。しみる症状のご自覚は数ヶ月前からあったそうですが、発見が遅れると処置が大掛かりになってしまうことがあります。