休診のお知らせ

2月1日(水)、および、2月13日(月)から2月17日(金)

以上の日は、医院改装・研修のため休診とさせて頂きます。
お手数をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。

年末年始休診のお知らせ

12月29日(木)〜1月4日(水)
上記の期間を年末年始の休診とさせて頂きます。
新年は1月5日(木)より通常通り診療いたします。
お手数お掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。

むし歯になりやすい部分

奥歯には裂溝といわれる細かな溝があります。この部分は汚れが溜まりやすく、取りにくいためむし歯が起こりやすい部分です。発症していても無自覚に症状が進行することが多く、治療時には多くの歯を削らなければいけない事があります。定期的な検診を心がけましょう。

 

奥歯の溝から始まったむし歯が大きく進行していたため、多くの歯を削る必要がありました。

むし歯は無自覚に進行することが多いです

患者様がご自身でむし歯の存在に気づかれる時には、むし歯の発症から数年単位で経過しており多くの歯を治療のために削らなくてはいけないことがめずらしくありません。「黒くなっている」「歯に穴があいている」「冷たいものがしみる」などの症状を伴っている時には早めに受診し、症状がなくても定期的なチェックを継続するようにしましょう。

上の奥歯がしみるとの訴えでご来院されました。
細菌(虫歯菌)の働きで多くの歯が溶かされています。
むし歯の発見にはレントゲン検査が必須です。

デンタルフロスの重要性

歯みがきの際、歯ブラシのみで落とせる汚れは全体の約60%と言われています。

つまり歯ブラシだけでは約40%の磨き残しがありますが、そのほとんどは歯と歯の間の汚れです。

フロスを用いることで歯と歯の間の汚れを落とす事ができます

(歯ブラシとフロスの併用で汚れの除去率は80-90%に高まるとのデータもあります)

患者様に合ったフロスをお調べし、使用法も確認することで歯みがき上手になるお手伝いができます。むし歯や歯周病を予防するため、お気軽に当院をご利用下さい。

一般的に歯の間には磨き残しがあります。フロスを正しく用いて歯間部をケアすることがむし歯や歯周病予防に効果的です。

「染め出し」とは

歯科医院での「染め出し」とは歯についた汚れを可視化することで、

・患者様の磨き残しに合わせた歯みがき指導をする

・クリーニングの際に汚れの取り残しを防ぐ

以上のようなメリットがあります。当院では積極的に染め出しを行い予防指導、予防処置の精度を高めています。(必須ではありません、事前に必ずご希望をお伺い致します)

左の写真が染め出し直後です、想像よりも多く染まっている事が多いです。

右の写真は歯磨きのご指導、及び衛生士によるクリーニング後です。

このように染め出しは清潔な状態を保って頂くための重要な対応となります。

むし歯治療について

むし歯は進行具合によって治療内容が異なります。歯科医師は健康な歯や神経などを削らないように努めますが、むし歯菌に感染した部分を取り残すと一般的に経過がよくないので、取り残しがないように確実にむし歯を削り取ることにも努めなければいけません。

無症状に進行することも多いので、定期的なチェックや治療途中で放置しないなどのご注意が必要です。気になる患者様は早めにご相談ください。

 

↓ 古い詰め物の下でむし歯が進行していました。患者様に自覚症状はありませんでしたが、大きく削り取る必要がありました。幸い神経は保存できました。

↓ このような大きなむし歯の場合は神経の保存は難しく、残念ながら抜歯に至ることも少なくありません。お口の違和感には早めの対処をお心掛け下さい。

 

歯科検診の際、当院で行う事(歯周組織検査)

歯周組織検査とは、主に歯と歯茎の間にあるポケットという隙間の深さや出血などを調べて歯周病の有無やその程度を調べる検査です。全ての歯のポケットを調べるのは患者様にもお手間をお掛けしますが、歯周病の状態を把握するための非常に大切な記録になり、クリーニング前には原則として必要な検査です。

歯周病は糖尿病、心臓病、肺炎や認知症など、近年様々な病気との関係が示されてきています。

歯科医院での正しい検査とそれに基づいた定期的なクリーニングをお勧めいたします。